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夕飯を食べ終わって悠ちゃんが帰って、お風呂から上がった私は、
ドライヤーで髪の毛を乾かしながらあの後の悠ちゃんの行動を思い返す。
「わかったから」と言い聞かせると、悠ちゃんはホッとした顔を見せてからと言うもの、食事中はいつもの何十倍もおしゃべりだった。
まるで、私を元気づけようとしてるみたいに。
だって悠ちゃん、私が小さい頃、ママに怒られて落ち込んでる私を励ました時と全く同じ顔してたんだもん。
変な悠ちゃん。
♪〜♪〜♪〜♪〜
ん?
ドライヤーのスイッチを切った丁度そのタイミングで、
私のスマホの着信音が鳴り出した。
時刻は午後8時。
こんな時間に一体誰だろうか。
スマホのロック画面を見ると、そこには『鈴香ちゃん』と表示されていた。



