「そこまでしてるなら、早く告白すればいいのに」


「わかってるよ、そんなこと」


12時半、土田と高城と再び合流して俺は土田と一緒にプールエリアから少し離れた2階のフードコートで昼食を買いながら話す。


「付き合っていないのにイチャつくとかどーなんだよ」


「…わかってるけど」


「わかってねーからそういうことするんだろ?。柊王子ならなんでもありか」


土田はなぜか不機嫌な様子で「ケッ」と付け加えた。


土田にしては珍しい。こんな風に感情を出してくるなんて。


「そんなんだから、高野にもあんな風に言われちゃうんだろ」


「っ、」


高野さん。
同じクラスで、この間の遠足で俺に告白して来た女子だ。