学年一の爽やか王子にひたすら可愛がられてます



「ほんっとごめんっ!」


「おいおい、めっちゃいいところで止めんなよ〜高城」


1人心の中で反省会をしてると、急に流れていた曲が止まったので前を見る。


そこには鈴香ちゃんが持っていたマイクの代わりにカバンを持っていた。


表情はなんだかすごく慌てた様子だ。


どうしたんだろう。


「急に用事ができた!悪いけど私はこれで失礼!」


「え、ちょ、高城!」


「あ、あの、鈴香ちゃん?!」


ズンズンとドアの方へ向かっていく彼女に私も声をかける。


「静音もまじでごめん!今度2人でいこーな!」


鈴香ちゃんはそう言って、私の頭をクシャクシャっと撫でると、急ぎ足で部屋を出て行った。