学年一の爽やか王子にひたすら可愛がられてます



「いや、柊のフォローがあったから楽しくできたよ。サンキューな!柊っ!」


「何言ってんだよ。ほとんど点数稼いだの高城だし。二回戦も頑張ろう!」


自分だけ取り残された感じがして、俯いてしまう。


今、心の底から笑って3人に「お疲れ様」って言える自信がない。



他のチームを見ていても、


なんだか、3人は光っている。



「静音〜〜!!見てた?!私のスパイク!全部奇跡だけど!」


っ!!


突然、こちらに向かって歩いていたら鈴香ちゃんが私に飛びついてきてそう言った。


「あっ、うん。見てたよ。すごいね」


「ふふーん。静音も頑張れよー!」


「うん。みんなに迷惑かけないように頑張ります」



そうだ。私みたいな人間はいかに目立たなく、チームの足を引っ張らないようにするかが大切。