「…だから今回の球技大会も」
「大丈夫だよっ!俺がちゃんと見てるから」
「……っ、」
優しすぎるよ、柊くん。
こんなに素敵な扱いを受けたことないもんだから、どう反応していいのか本当にわかんない。
バカみたいにまた期待しちゃう。
「その代わり…」
「へっ、、」
柊くんは突然、私の頬を片手で包みこむと、こちらジッと見つめた。
相変わらず、すっごく綺麗なお顔立ちだこと。
「ちゃんと静音のこと見てるから、静音もちゃんと俺のこと見ててね」
「えっ、あ、うんっ!」
そんなの、言われなくったって見るに決まってる。
唯一のお友達なんだもん。
「うん。いいお返事」
柊くんはそう言って、頬を包んでいた手を私の頭に持っていった。
なんだろう…。
今年の球技大会は…、ちょっと楽しみにしててもいいってことなのかな。



