学年一の爽やか王子にひたすら可愛がられてます



ん?

でもちょっと待って…。


今柊くんが話したのは、どれも1年の頃の話…。

柊くんとはクラスが違うから私のことなんて知らないはずなのに。


そもそも同じクラスメイトでも私の名前を知らない人は何人かいたし。



「えっと…なんで柊くんがそんなこと知ってるの…」


「なんでって…静音のこと見てたから…って言ったらちょっと引いちゃう?」


っ!!


ひ、柊くんが見てた?!


私のことを知っていた?!


引くわけない!!


そんなもの、自分に存在価値がないなんて思ってた私にとってはすごく…すごく嬉しいことだ。



「ううんっ。嬉しい…です」


「フッ、今の『です』は可愛すぎだよ」


「っ、、」


すぐにそんなことをいう柊くんだけど、今は何故か鈴香ちゃんの顔がチラついてしまう。


柊くんは…鈴香ちゃんにもこんなこと言うのだろうか。