学年一の爽やか王子にひたすら可愛がられてます






「うわっ、もうこんな時間?!」


鈴香ちゃんのその声で部屋の時計に目を向けると、時刻は午後4時半を過ぎていた。


勉強を再開して2時間近くたっている。


「ん?なんか予定あんの?」


頬杖をついて正面にいる鈴香ちゃんにそう聞く柊くんの横顔にいちいち反応しちゃう。


「バイトがあってさ〜。そろそろ行かなきゃだ。まじごめんっ!私のためにやってくれてるのに先帰るとか…」


「全然気にしないでっ!また集まろうよ」


鈴香ちゃんに抱いたよくわからないモヤモヤした感情を隠すかのように、そう言った。


「あ、そういえば…」


黙ってた土田くんが突然口を開く。



「俺も親からお使い頼まれてたんだ。だから、送ってくよ高城」


「え、いいよ別に…外明るいし」


「ついでだよ。ってことだから、俺たち帰るな」


土田くんはそう言ってそそくさと筆記用具を片付け始める。