「2年前から入院してて…お昼はいつも病院で一緒に食べてんの」
「えっ、入院…」
「一緒に?!」
「いや、うちおばあちゃんは私が生まれる前に亡くなっててさ親も共働きで、じいちゃんが育ての親みたいなもんなんだよね」
「そうなんだ…」
本当、人は見た目ではわからないな。
だけど、鈴香ちゃんの本当は優しいところとか、気遣い屋さんなところとか、わかっていたから、違和感は全然ない。
むしろ、鈴香ちゃんらしいなって思う。
「私は、その人がいなくなってもっとやってあげればよかったって後悔したくないから。今のうちにやれることやっときたいんだ」
「優しいな、高城」
そう声をかけたのは柊くんで。
「いや、優しいとかじゃないよ。じいちゃんのこと好きだから、一緒にいたいだけ」



