終業式後は教室に戻り各々成績表を貰い悲喜交々とした、声を上げつつ担任の冬休みの注意事項を聞き終了。


冬休みの始まりを迎えた。


そんな、ざわつく教室に


「芽衣、一緒に帰ろう?」


少し驚いたけれど、何だかそれが不思議と自然な気がして受け入れた私。

「うん、今行く!はるちゃん、また休み明けにね!良いお年を!」


そう言うとコートとマフラーを付けていた私は入口の寺川くんの元に行った。


そして自然と繋ぎたくなったから。
その手に手を重ねて握ってみた。


するとすぐ気づいた寺川くんがきゅっと握り返してくれて微笑んでくれる。

それが嬉しくて、私も笑みを零す。

そして、帰るべく歩き出した。

「今日のお昼はファーストフードで軽く済ませよ!家で夜に唐揚げにパスタは作るからピザと飲み物とケーキを買って帰ろう?」

「それも、いいな!俺手伝うからそうしようか。」

「うん、そうしよう!」

弾んだ気持ちでそのまま朝同様に再び自転車に乗りちょっと早いお昼をファーストフードで済ませて昨日来た駅ビルに再び行き、1時間後にカフェで待ち合わせてプレゼントを選んで買った。
待ち合わせたカフェでお茶してからケーキ屋さんで、ケーキを買い。
スーパーでピザを買ってポテトやサラダも買い帰宅。

「どうぞ、入って!」


「お邪魔します。」


こうして私は初めてお家に寺川くんを招いた。