「ミサキ、今日はもう帰らない?」 「え・・う、うん。いいよ。」 長田と喋っていた分、図書室へ行くのが遅れたが、今日は勉強も本も頭に入らない。 いつも一緒に帰っていたわけじゃないから、普通ならこういう日は別々に帰るんだけど。 ミサキと話さずにはいられなかった。