「汐那ちゃんに見惚れてたくせに〜♪」 「はぁ!?見惚れてなんかねーし!」 ただ、あいつらが言う通り可愛いなって思っただけ。 見惚れてなんかない。 「ついに千翔が女子に見惚れる日が来るなんて…お赤飯炊かなきゃね☆」 「殺す」 「ごめんって!!!」 これが、俺が七海のことを知ったきっかけだった。 この日から聖は七海を見かけると、俺に教えてくるようになった。 別に好きでも気になってる訳でもないのに。 でも確かに、七海を見かけるたびに目で追いかけてる自分がいたんだ。