護衛目的の執事です

和彦「寝てたんだ」



「みたいだな」



規則正しい寝息をたて、目には涙を浮かべながら眠る苺。



竜哉「寝かせて来る」



と竜哉が立ち上がった時。



苺「りょ、う」



と、とても小さく聞こえた。



私にしか聞こえていないだろう。



竜哉はそのままこちらに来て、苺を抱き上げ総長室に連れて行った。



凌。



蒼空に凌と苺は付き合っていたと聞いた。



そして、凌は私の事をよく見ていた。
私と苺を重ねて見ていたんだろう。



それは他の凛王も同じだが、
凌は苺とよりを戻したいと、思ってるのでは無いだろうか。