そのまま幹部室に入ると、
真ん中の2人掛けのソファーにドカッと座る竜哉と、遠慮気味な苺。



調べものをしてるのか、2人掛けソファーの上でパソコンをいじる和彦。



同じように2人掛けのソファーの上で昼寝をしている村雨と棗、携帯をいじってる絢斗。



まとまりが無いが、各々の自由か。



そう思いながら少しの間扉の前で突っ立ってたんだが、誰も気付かないらしい。



何となく、和彦が何を調べてるのかと後ろから凭れて見ると、
どうやら私と同様に凛王の事について調べてるらしいが、時々寝そうになって手が止まっている。



眠いのなら、村雨と棗同様に寝れば良いのにと思いながら、隣に腰掛ける。



2人掛けソファーとは言ったものの、やはり3人は座れる広さだろうか。
しかも、随分右寄りな為余裕で座れた。



………。



40分程経った頃。



和彦「!?」



足を組んで座ってると、
伸びをした和彦がようやく私に気付いた。