結弦「っ!」



「顔が熱くなって、鼓動も早くなって、こんなっ、こんな自分が始めてで………。落ち着かせて、みっともない自分を、

結弦に見られたくなくてっ」



結弦「水無月」
ギュウ







抱き締め、られている。



結弦「見たい」



え?



結弦「どんな水無月も見たい。笑顔も泣き顔も、怒った顔も拗ねた顔も、恥ずかしがってる顔も、水無月を見たい」



抱き締められてる感覚が、どうしても意識してしまう。



何故?
今まで男子に抱き着かれた事なんて、数えきれないほどあったのに。



結弦「ねぇ、水無月」