護衛目的の執事です

「私を?」



護衛として、これからもと言うことだろうか。



だが、手に入れる?
そんな言い方するか?



手に入れる、ね。
私は前から結弦の護衛なんだけどな。



結弦「うん。僕は誰が何と言おうと、水無月を僕の婚約者にする」



………ん?



婚約者?



「今あり得ないワードが聞こえたんだ「本気だよ」!」



そう言い、距離を詰めてきた結弦の声はいつもより低く、顔つきも何だか違った。



結弦「水無月が嫌がるなら、絶対納得させる。返事とか、しなくても構わないけど、僕は水無月が好き。異性として」