護衛目的の執事です

結弦side



屋敷から別館に移動した僕達は、
まず蒼空に連絡して来るように伝えた。



水無月にも連絡しようとしてると、
母さんから『鏡花は預かった!パーティー会場で会いましょ!』というメッセージが送られてきたから、
少し水無月を心配しつつ、携帯を切った。



苺は別室で僕の専属をしてた、高宮里香にドレスを着付けしてもらってるらしい。



智「ですが、幻桜とは驚きましたね」



と、別館に入ってすぐ言った智。



晃「せやなぁー。あっ、でも、俺見てもてん」



凌「何を?」



晃「何かなぁ、そのぉ」



ん?



言いにくそうにしてから、



晃「水無月な、耳に掛けてきた前髪元に戻してたんやろ?」