護衛目的の執事です

「私は今の生活が、以前よりは良いものだと思いますが、結弦様にとって害なのではないかと思います」



麗「んー」



「続けたいかと言われれば続けたいですが、今の所尾行してる者や視線を送ってる者は居ませんでした。

正直、護衛は必要無いかと思われますが」



麗「でも、やっぱり私は続けて欲しいわね」



「そうですか。なら、続けたいです」



何となくだ。



組に居るのも、組員と稽古出来るから楽しいが、
関係がギクシャクしたまま、護衛を辞めてしまえば縁がスッパリ切れてしまう。



それも良いかも知れないが、
私は、もう少し、続けたいと思う。



麗「でも、どうしようかしら」







麗「最近、義人さんが族潰しの方もそろそろしてもらいたいのぅって話をしててね」



………あっ、そういえば。