護衛目的の執事です

隣では、智達が各家々の執事さん達に着替えさせられている。



と、



父「結弦、今日は社交界ではなく、お前の婚約者候補を集めたパーティーだ」



凛王「!?」



父「勿論、智君達の家の方々も同じ目的で、君達の婚約者を探している」



えっ、どうして。



「今まで何もそんな事しなかったのに何で?」



父「お前も年頃だ。だが、凌君以外恋人も今まで居ない。

過去はそれぞれ有るだろうが、人生を共にする相手は、こういったものから見つかる事もあるだろう。

父さんも嫌々社交界に出た時に麗と出会った」



父さんの話が始まる前に、全員の着付けが終わったから、
逃げ出すようにして僕達は屋敷と離れた、僕達が泊まるとき寝る別館に向かった。



………僕は、多分この社交界は意味無いと思う。



だって、僕は………。



結弦side end