次の日の朝。
あまり眠れなかった。
重く感じる体を無理やり起こして、
学校へ行く準備を始める。
今日は少し早めに行って教室で寝ようかな。
いつもより早く準備を終えて、
学校へ行く。
「お母さん!いってきます!」
いつものように返事は返ってこない。
私が小学3年生のときに親が離婚をした。
私は、母親に引き取られた。
それからずっとお母さんは働いてばかり。
私の高校への進学は、
本当は認めてもらえなかった。
「お金もないのに進学?!何考えてるの!」
「お願い!高校だけは行かせてほしい…!」
「働きなさい。お母さんも疲れてるの…
お願いだから、進学なんて考えはやめなさい。」
中卒なんて絶対に嫌だった。
私は無理にでも高校だけは行きたかった。
それでもお母さんはいつも、
朝から晩まで仕事ばかり。
それに、どんな仕事に就いているかも知らなかった。
教えてくれなかった。
そして私も触れてこないようにした。
少し怖さを感じたからだ。
もしも、変な人に絡まれていたりするお母さんの姿を見るのが。
正直、お母さんと過ごした時間は少ない。
家に帰ってきても誰もいない。
朝起きても誰もいない。
そんな生活を過ごしてきた。
それでも私は「いってきます」と「ただいま」だけは欠かさず言ってきた。
誰もいないこの家に向かって。
あまり眠れなかった。
重く感じる体を無理やり起こして、
学校へ行く準備を始める。
今日は少し早めに行って教室で寝ようかな。
いつもより早く準備を終えて、
学校へ行く。
「お母さん!いってきます!」
いつものように返事は返ってこない。
私が小学3年生のときに親が離婚をした。
私は、母親に引き取られた。
それからずっとお母さんは働いてばかり。
私の高校への進学は、
本当は認めてもらえなかった。
「お金もないのに進学?!何考えてるの!」
「お願い!高校だけは行かせてほしい…!」
「働きなさい。お母さんも疲れてるの…
お願いだから、進学なんて考えはやめなさい。」
中卒なんて絶対に嫌だった。
私は無理にでも高校だけは行きたかった。
それでもお母さんはいつも、
朝から晩まで仕事ばかり。
それに、どんな仕事に就いているかも知らなかった。
教えてくれなかった。
そして私も触れてこないようにした。
少し怖さを感じたからだ。
もしも、変な人に絡まれていたりするお母さんの姿を見るのが。
正直、お母さんと過ごした時間は少ない。
家に帰ってきても誰もいない。
朝起きても誰もいない。
そんな生活を過ごしてきた。
それでも私は「いってきます」と「ただいま」だけは欠かさず言ってきた。
誰もいないこの家に向かって。
