先生side
転校生が来るらしいと校長から報告された
5月。新入生もやっと落ち着いた辺りに転校してくるらしい。
「なぜこの時期なんでしょうね……」
俺がそう言うと校長は顔をしかめた
「お前が丁寧語とかきもちわりぃ。普通でいいから」
「しかし……」
「あの鬼豹が丁寧語とか恐怖でしかねぇんだよ!!いいから戻せ!」
「はぁ、これで満足か?」
そう言うと校長、いや辰騎(tatuki)はにっこりと笑った
「で、なんでこの時期に転校生が来るんだ?」
「それがな、親の転勤だかどうだかで転校してくるらしい。
しかし、親はなに考えてるんだろうかねぇ?うちみたいな有名なヤンキー校に転校させるとか」
「…………家庭環境に問題があるかもしれないな」
「あぁ、俺はそう睨んでいる」
そう言って辰騎がクルリと座っている椅子を回した
「それにしても、転校生は大丈夫なのか……調べてみたけど普通の男の子だった。けど、普通過ぎて変だと思った」
あぁ、そう言えば名前を教えて貰ってないな
「転校生の名前は?俺も調べてみよう」
「あぁ、頼む。名前は如月涼。16歳男だ。」
そう言ってパソコンを見せてきた。
家族構成は父、母、弟の4人家族。身長168cm体重58kg。成績優秀、運動神経抜群、可愛い系のイケメンだな。
転入試験は……偏差値すべて60超えか。
普通……?いや、流騎もこんな感じだから普通なのか?……わからん
しかし、どこか分からないが違和感。
「…………なるほどな。確かに違和感がある」
そう言うと辰騎も頷いた。
「あぁ、時間があれば調べておいてくれ。クラスはA組だ。お前のクラスだから頼んだぞ」
そう話を締めくくった。
俺も頷いて校長室から出た。
もし、転校生が強いのなら俺たちの望み通りの展開になるかもしれない。
まだ会ったこともない転校生に、俺は少し期待した。
転校生が来るらしいと校長から報告された
5月。新入生もやっと落ち着いた辺りに転校してくるらしい。
「なぜこの時期なんでしょうね……」
俺がそう言うと校長は顔をしかめた
「お前が丁寧語とかきもちわりぃ。普通でいいから」
「しかし……」
「あの鬼豹が丁寧語とか恐怖でしかねぇんだよ!!いいから戻せ!」
「はぁ、これで満足か?」
そう言うと校長、いや辰騎(tatuki)はにっこりと笑った
「で、なんでこの時期に転校生が来るんだ?」
「それがな、親の転勤だかどうだかで転校してくるらしい。
しかし、親はなに考えてるんだろうかねぇ?うちみたいな有名なヤンキー校に転校させるとか」
「…………家庭環境に問題があるかもしれないな」
「あぁ、俺はそう睨んでいる」
そう言って辰騎がクルリと座っている椅子を回した
「それにしても、転校生は大丈夫なのか……調べてみたけど普通の男の子だった。けど、普通過ぎて変だと思った」
あぁ、そう言えば名前を教えて貰ってないな
「転校生の名前は?俺も調べてみよう」
「あぁ、頼む。名前は如月涼。16歳男だ。」
そう言ってパソコンを見せてきた。
家族構成は父、母、弟の4人家族。身長168cm体重58kg。成績優秀、運動神経抜群、可愛い系のイケメンだな。
転入試験は……偏差値すべて60超えか。
普通……?いや、流騎もこんな感じだから普通なのか?……わからん
しかし、どこか分からないが違和感。
「…………なるほどな。確かに違和感がある」
そう言うと辰騎も頷いた。
「あぁ、時間があれば調べておいてくれ。クラスはA組だ。お前のクラスだから頼んだぞ」
そう話を締めくくった。
俺も頷いて校長室から出た。
もし、転校生が強いのなら俺たちの望み通りの展開になるかもしれない。
まだ会ったこともない転校生に、俺は少し期待した。

