そのまま空良君の部屋に向かう。 何度か入ったことがある空良君の部屋は相変わらず綺麗で床に大きめの布団が敷いてある。 「朱音お姉ちゃんはやくはやく!」 一足先に布団の中に入り私を急かす空良君。 それにつられ私も布団の中に入る。 「あ、朱音お姉ちゃん。あのね!」 『うん?どうしたの?』 「ぎゅってして寝てもいい?」 はぁ。可愛すぎる。 隣を見ると少し恥ずかしそうにしている空良君がいた。 『うん。いいよ。おいで?』 「やった!」 私の胸元に飛び込むようにしてきた空良君。