私は使ったものを片付けていき、エプロンをはずした。

大広間に鍋や皿を運ぼうとして鍋を持つと、


ダダダダダダ


「朱音!出来た?出来た?手伝いにきたよ!」

「お久しぶりッス!」

「あ、朱音さん!うっす!」


ランが走って台所に入ってきて、その後ろにサトシやマルも来ていた。


『出来たよ。サトシもマルも久しぶり。鍋運ぶのよろしくね?』


「やったぁ!」

「「はいっス!」」




四人で手分けして運んでいき、終わる頃には組員全員が大広間に集まっていた。