家政婦になりました。2(亀更新です。)



「若い者がローテーションで作ってたんだけどー、全然美味しくなくてさぁ!料理作れるやつなんて一人も居なくて!」


へ、へぇ。


「白木さんは作れるけどあの人忙しいし、俺ら頑張ったんだけど、ご飯べちゃべちゃだし、味噌汁も濃かったり薄かったりして先輩に怒られたし!!」


う、うん。



「朱音の味が恋しくて恋しくて!今日からまた食べられると知った俺の今の気持ちわかるー!?ちょっと沈んでる皆に教えてくるわ、じゃな!」


『..........頑張ろう。』


バタバタバタと走り去ってしまったラン。あんなに喋っていたランを見るのは初めてだ。


そんなにストレスだったのか。今日は美味しいのいっぱい作ろう。