家政婦になりました。2(亀更新です。)



倉庫を出て葵のバイクの後ろに乗る。


夜になるとまだ寒さが残る。葵は速くも遅くもない丁度良いスピードで走らせる。


「朱音の家ってどこ?」

『えっと、~~の近くかな。』

二人きりになったからか、語尾の伸ばす口調じゃない葵に家までの道のりを教える。


『あ、そこ曲がって。あそこの家。』

「なるほど、あの家ね。覚えた!」

『うん。遊びにおいでよ。』

「そーする!翔琉ばっかずるいしね。」



話しているうちに家の前に着いた。葵にお礼をして家の中に入る。