「帰ろうか朱音~。」 『うん。みんなまたね。』 荷物をもって幹部室を葵と出る。 階段を降りていくとまだちらほらと1階には人がいた。 「あ!葵さん!朱音さん!お疲れ様でしたっ!」 「お気をつけて!」 私達に気が付くと一斉に挨拶してくれる。 『うん。ありがとう。またね。』 「お姫様を送ってくるねぇ~」 .....お姫様って。 『私、お姫様なんて柄じゃないんだけど。』 「まぁまぁ~いいじゃないの~」 からかうように笑う葵。はぁ、まぁいっか。