「とりあえず、勉強始めよ~?」 葵の一言で皆勉強の準備を始める。....と、言っても奏斗はまだ寝てるし、煌人は全くソファから動いていないけどね。 「朱音!教えて!」 向かいに座っている俊太が懇切するように見てくる。 『いいよ。何からやる?』 「数学!赤点とったら兄貴に殺される!」 「圭太さん1年の数学担当だったね~俊太どんまぁーい」 『数学ね。わからないとこある?』 私は数学の教科書を開きながら俊太に聞く。