『白々しいわよ。』


私が冷めた目でそう言うと、




「怖いってー!まぁ仮病なのは否定しないけどね!」


と、全く反省してない様子で笑う舞花。



舞花は持久走が怠すぎると言って、仮病を使い体育を見学していた。



舞花と話しているうちに残りの女子達も全員走り終え、チャイムもなった様子。



「あっかねー!」


と、向こうから俊太が元気よく走ってくる。