『翔琉、おいで?』
私は両腕を広げて翔琉を呼ぶ。するとすぐに私に抱きついてきた翔琉。私をギュウギュウに抱き締める。
『捨てるわけないよ?そんなこと絶対にあり得ないから。』
「....ほんと?」
『うん。約束する。』
「一緒に寝てくれる?」
『うん。いいよ。』
そう言って、離れた翔琉の顔は先程とは違い明るいものだった。
「やった。」
「いつまでもくっついてんなよ。死ねカス。」
「ぐふぅっ!」
すると、夕貴がシャツを引っ張って私から翔琉を剥がした。首に食い込んだ様で、変な声をあげた翔琉。
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