「あ、朱音~?」

『葵いま何時だと思ってるの?』


時計をみればもう日をまたぐ少し前。




「めんごめんご!それよりさ~、翔琉から写メ来たんだけど~?ケーキの!」

『あぁ、今日作ってあげたの。』

「ずるい~。なんか種類も多かったし~?翔琉自慢してきたんだけど~?」



.....文句を言うために電話をかけてきたのか?




『まぁ作る約束してたからね。「朱姉?誰と電話してんの!?」...。』

「はぁ?翔琉そっちに居るの~?え、なんで?」



バッチリ翔琉の声が聞こえていたらしく葵が不審がっている。