すると、弟達の目がぎらついている。 .....また始まるのか。 楠家男児達のただならぬ雰囲気を感じとった翔琉達は何事かと息を潜める。 「今回も俺が勝つよ。」 「夕にぃ前回も書いたじゃん!俺に譲れ!」 「僕が勝って絶対書く。」 「ぼくもにぃに達に負けない。」 と、上から夕貴、豪貴、棗貴、瑞貴。 はぁ。やっぱり始まるのか。