うーん、 「あら、朱音。おかえりなさい。」 「ねぇねおかえりー。」 私が通帳とにらめっこしているとお風呂から母さんと瑞貴が上がったようだ。 『ん、ただいま。』 「どうしたの?朱音。」 余程難しい顔をしていたのか母さんが私の隣に座り、そう聞いてきた。 『今日雇い主さんから給料貰ってね、その使い道を考えてたの。』 「あなたの好きなように使えば良いじゃない?」 『いやそれがね、見てよ。』 と、私は母さんに通帳を見せる。