家政婦になりました。2(亀更新です。)



私は話ながらあの時の事を振り返る。


泣いてた空良君を一人にしておけないと思ったまでなんだけどね。



「それに、あの女の事もほんとに感謝しています。」


『あれは、私もムカつきましたからね。』


「あの女はご飯もろくに作れなくては掃除もしない。組員達をこきつかっていた最低な人でした。」


『挙げ句の果てには空良君にも手を挙げていましたしね。』


「はい。しかもあの後その女によって拐われたそうですね。ほんとに申し訳ありません。」


そう言って、白木さんは私の方を向き頭を下げた。