俺はあのとき、一目惚れしたんだ。
あの頃より近くになれたはずなのに、そんな俺よりも永人の方が近かった。
これは順番とかそんなのなんかじゃなくて。
ただ、そういう運命だったんだと思う。
永人が誰か女の子に興味を示したのなんて初めてだったから。
俺はそれを見守ることにしたんだ。
自分の想いなんかどうだっていい。
永人が千花を想うことで、千花が幸せになってくれるならそれでよかった。
「不憫だね……あんたも」
「それはお互い様だろ」
「明日汰は知ってくれるんだね、あたしの気持ち」
他の誰も気づいてないと思うけどな。
俺はすぐに気づいた。
日奈子が想いを寄せる相手を見る目が全然ちがうことに。
胸に秘めたこじらせた想いがあることに。
俺はそれが爆発してしまわないように、大切に扱いたかった。
「俺はこう見て周りをよく見れるんだよ」
「わかってるよ。本当は誰よりも空気読めるんだってこと」
「はは、一人でもわかってくれりゃ充分だよ」
俺は、まぁ自分でもバカだしうるさいんだと思う。
でも、周りをすげぇ気にしてるってことを分かってくれたやつは初めてだった。
あの頃より近くになれたはずなのに、そんな俺よりも永人の方が近かった。
これは順番とかそんなのなんかじゃなくて。
ただ、そういう運命だったんだと思う。
永人が誰か女の子に興味を示したのなんて初めてだったから。
俺はそれを見守ることにしたんだ。
自分の想いなんかどうだっていい。
永人が千花を想うことで、千花が幸せになってくれるならそれでよかった。
「不憫だね……あんたも」
「それはお互い様だろ」
「明日汰は知ってくれるんだね、あたしの気持ち」
他の誰も気づいてないと思うけどな。
俺はすぐに気づいた。
日奈子が想いを寄せる相手を見る目が全然ちがうことに。
胸に秘めたこじらせた想いがあることに。
俺はそれが爆発してしまわないように、大切に扱いたかった。
「俺はこう見て周りをよく見れるんだよ」
「わかってるよ。本当は誰よりも空気読めるんだってこと」
「はは、一人でもわかってくれりゃ充分だよ」
俺は、まぁ自分でもバカだしうるさいんだと思う。
でも、周りをすげぇ気にしてるってことを分かってくれたやつは初めてだった。



