2度目の初恋も、君とがいい

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「あの二人付き合ってるの?」



瑠衣くんの運転で小さな洋食屋さんに到着。
席について、頼んだものを待ってるとそんなことを聞かれた。



「んー……でも二人で一緒にきてたってことはそうなる日も近いのかもな」


「ただきてただけじゃないの?」



瑠衣くんの言葉にそう思いたい気持ちが強くなるけど、期待しちゃいけないと首を強く振る。



「千花?」


「だって……」


「ん?」



瑠衣くんの優しい問いかけに、だんだんと鼻の奥がツンとしてくる。



「あたし……永人と出かけたことない」



嘘の恋人なんてのもしてたのに。
あたしはあんなふうに永人と休日を過ごしたことなんかない。



「そっか……」



瑠衣くんが〝うーん〟と考え込む。



「でもさ、永人くんは千花のことが好きなんだと俺は思うけど」