「ほら、焼きそばあったぞ」
3年生のフロアにたどり着いてすぐに、永人が指をさす。
「本当だ!買おう!」
焼きそばの香りが漂ってテンションが上がってきたあたしは無意識のうちに永人の腕を掴んでた。
「お前、触れるのかよ」
なんて永人が言うから、腕を掴んでたことに気がついて一気に実感が湧いてくる。
「永人なら……」
触ってないけど、明日汰のことも触れるのは無理だと思う。
でも、永人はやっぱり特別なんだと思う。
触った実感が湧いてきても、嫌な気は全くしない。
「いいの?俺なら」
「うん……」
なんか〝好き〟だと言ってるみたいで、恥ずかしくなってくる。
でも、永人だけ大丈夫なのは本当のことだから。
「そっか……」
心なしか、永人の頬が赤くなってる気がする。
照れてるのかな。
「ほら、焼きそば!」
恥ずかしいのか、早口で言うと教室に入っていく。
3年生のフロアにたどり着いてすぐに、永人が指をさす。
「本当だ!買おう!」
焼きそばの香りが漂ってテンションが上がってきたあたしは無意識のうちに永人の腕を掴んでた。
「お前、触れるのかよ」
なんて永人が言うから、腕を掴んでたことに気がついて一気に実感が湧いてくる。
「永人なら……」
触ってないけど、明日汰のことも触れるのは無理だと思う。
でも、永人はやっぱり特別なんだと思う。
触った実感が湧いてきても、嫌な気は全くしない。
「いいの?俺なら」
「うん……」
なんか〝好き〟だと言ってるみたいで、恥ずかしくなってくる。
でも、永人だけ大丈夫なのは本当のことだから。
「そっか……」
心なしか、永人の頬が赤くなってる気がする。
照れてるのかな。
「ほら、焼きそば!」
恥ずかしいのか、早口で言うと教室に入っていく。



