ヨーヨー釣りの看板作りは、あれからほぼ永人と二人で完成させたようなもの。
一緒に作れたってことがなんだか嬉しかったりするんだ。
「いつもよりも男多いけど大丈夫?」
心配そうにあたしの顔をのぞき込む。
「まだそんなに出くわしてないからね……」
学校祭ということもあって、うちの学生以外にも遊びに来てる人がたくさんいる。
「だからさ、嘘の恋人しとけって言ってんじゃん」
「もう……またそれ?」
最近の永人は、ことある事に〝嘘の恋人〟を出してくる。
そんなことするつもり、もうないのに。
自分の永人に対する気持ちはわからないけど。
でも、嘘の恋人でなんかいたくない。
「だって、お互いに利益あんのにさ」
「……そうだけど」
永人はどうしてここまで嘘の恋人でいたがるのだろうか。
たしかに、女の子からの執拗な追いかけがなくなっていいのかもしれないけど。
一緒に作れたってことがなんだか嬉しかったりするんだ。
「いつもよりも男多いけど大丈夫?」
心配そうにあたしの顔をのぞき込む。
「まだそんなに出くわしてないからね……」
学校祭ということもあって、うちの学生以外にも遊びに来てる人がたくさんいる。
「だからさ、嘘の恋人しとけって言ってんじゃん」
「もう……またそれ?」
最近の永人は、ことある事に〝嘘の恋人〟を出してくる。
そんなことするつもり、もうないのに。
自分の永人に対する気持ちはわからないけど。
でも、嘘の恋人でなんかいたくない。
「だって、お互いに利益あんのにさ」
「……そうだけど」
永人はどうしてここまで嘘の恋人でいたがるのだろうか。
たしかに、女の子からの執拗な追いかけがなくなっていいのかもしれないけど。



