ーーーー平輔side


俺は那珠が席に着いた瞬間、教室をでた。



向かう場所は理事長室。

本当に澪の奴なにを考えてんだか…


昔っから自分勝手なことしやがって…


「大和、入るぞ。」

俺は理事長室に着くとなんの躊躇いなくドアを開けた。


「おー、平輔待ってたぞ。澪ももうすぐ来る。」


「本当にあいつの思考回路どうなってんだか…」


まあまあと大和が楽しそうに笑う。


那珠の危機が迫ってんのかもしれねーってのに…


そりゃ海外にも大人気なアーティストが暴走族とかガラの悪い奴と関われば世間からの印象は駄々落ちだ。


最近の報道陣も勘が鋭いからな…。


なんせ…

「失礼すんぞ。」


「おう、澪来たか!入れ入れー」




マネージャーが暴走族、黒狼元総長となれば…ーーー



これはオイシイ情報だ。



ーーーー平輔side END