槻宮 那珠、17歳。
人生最大のピンチにあっています。



「いやよ!いーやーよ!!行きたくないわよっ!!」



「はいはい、知ってるよ。」

私は今、黒狼?とかいう暴走族のメンバーに連れ出されようとされています



拉致じゃない!!
誘拐に近いじゃない!!

必死に拒む私。


でもいくら抵抗しても男の子×5の力に勝てるはずがなく…


もう生徒玄関にいます。


他の生徒は優雅に授業を受けてることでしょう…



「もー…頑固だよ…ねえ流騎、最終手段使ってもいいよね?」


「チッ…そうするしかねーな。早くしろ」


何かブツブツ喋っている霧矢さんと北条さん。


そんなの私には関係ない!


逃げる!それだけなのよ!


「りょーかい。じゃ、那珠ちゃんちょびっと失礼するね」


ニコニコ笑いかける霧矢さん。

な、なにか楽しそう…。