星歌〜届かないほど遠くにいる君に〜





私が座ったのを見計らうとへいちゃんは教室から出ていった。



ありがとへいちゃん〜…

私がNamiってことバレるとやばいし、だからこんな端の席にしてくれたのよね?




「おい」


あ、そうだ、新曲の歌詞考えなきゃ。


「おい…」


今回の新曲もラブソングだから…


「おいっ」


うーん…やっぱり『好き』ていうのは入れなきゃよね…。


「お…「おい女ぁぁあ!!!」



ビクッと思わず肩を上げてしまった。

女?

私かしら?

私はゆっくりと顔を上げた。


すると、目の前に、5人の男がたっていた。


すごい威圧感ね…