「あーー今ネガティブな事考えてたでしょ!」


「ふぇ!?」


少し強めにおでこをこつんっとつつかれて驚いた。


「亜実は昔から全部自分のせいだーだの自分の性格は最悪だーだのネガティブ思考多くて、
それ1人で抱え込んでストレス溜まって泣いてってしてたから
ネガティブな事考えてる時の顔この私がわからないとでも思ったの?」


「うぅ、流石です。」


「あったり前じゃん!でも私はそこも含めて亜実の事大好き!
だから悲しかったらいつでも相談しに来い!」


「果歩ちゃ〜〜んあーりーがーとー」


「あ、もう既に泣いてる。泣き虫なんだから」


って私の目から指で涙をすくう。


「いや〜でもまさか亜実が真島を好きになるなんてね〜小学生の時はあんなに拒否ってたのに、
まぁ確かにあいつイケメンになってるからね〜」


「いや〜でも振られてるようなものだし、私の片思いだけどね。」


「またまた〜元気出して!私が応援してるんだからもっと頑張ろうよ、ね?」


「ありがとう果歩ちゃん」


「いえいえ〜そろそろ教室戻ろっか」


そう言いながら立ち上がりスカートをはらった。

私達は肩を並べて教室まで一緒に帰った。