すると急に片方が軽くなって思わずよろめいた。
よろめいた私を誰かが片手で支えた。
「こけんなよ?ほら持つからそれも貸して」
助けてくれたのは響くん。
「あれ、帰ってたんじゃないの?」
「いっつも帰りは俺の横に走って来んのに来ねぇから、何してんのか見てたら1人でブツブツなんか言いながら作業してるわコケそうになるわで危なっかしいから助けに来た。」
「えぇ!?いるなら居るって言ってよ〜恥ずかしいじゃん」
ずーっと見られてたことが恥ずかしくて顔が赤くなるのがわかった。
「まぁいいだろ?良いからそっちも貸して」
もう片方の手にあったかごをヒョイっと持つと私の先を歩いた。
私はその背中をいつも見たく追いかける。

