「ほんっとに気になってんだけどさなんで告んないの」
「まぁ俺にだっていろいろあるんだよ。」
「そこをなんとか!」
「んーまた今度な。」
両手を顔の前で合わせて必死に頼む岡野を軽く受け流す。
岡野がいいかけてた通り亜実は確かに初恋の相手だ。
優しくて笑うと特に可愛い。
それに友達にも毎日囲まれて、しっかり者に見えて実はちょっと抜けてて…
いつからだったか亜実に恋してた。
なのにあいつは俺のこと好きじゃないみたいで、教室で付き合わないかと聞かれると決まって『冗談じゃないよ。あんなのと付き合いたくないよ』と答えていた。
あいつ抜けてるから俺が居ないと思って言ってたのかもしれねぇけど丸聞こえだし。
まぁでも俺もあんな体型だったし、嫌がられるのは普通か。
って思いで悲しい気持ちを押し殺してきた。

