「やっぱり用事思い出しちゃった!ごめんカラオケまた今度ね!」
絵里は両手を顔の前で重ねて謝るとそのままどこかへ走っていった。
絵里に置いてかれた私はあまりの勢いに唖然としたまま立っていた。
「亜実?何つっ立ってんだよ」
「え、いやなんでも…ってあれ響くん帰ったんじゃなかったの?」
「忘れもん。」
「ふーんそっか」
机の中に手を突っ込んで何かを探してる様子の響くんはお目当てのものを見つけるとあったあったと呟いた。
「おい、帰るぞ置いてってもいいのか?」
響くんは私の事素通りで教室を出ていたった。
「もう!置いてってるじゃん」
慌てて響くんの隣に走っていった。

