「ねーねー果歩ちゃ〜ん私果歩ちゃん以外の友達できたんだ〜」


「えー本当!?誰々?」


果歩ちゃんは購買で買ったお昼ご飯のパンにかぶりつきながら興味津々に身を乗り出す


「えっとねー絵里!榊原絵里だよ」


「え!亜実それは危険だよ。」


「なんでなんで?」


果歩ちゃんは周りに絵里が居ないか確認して私の耳に顔を近づけてきた。


「あの子響に片想い中でさ、響に近ずく子片っ端から潰していってるって噂だよ。」


「でも本当にすごくいい子なんだよ。それに別に響くんのこと好きとかありえないし大丈夫でしょ。」


「それだったらいいんだけど。昔から亜実は引っかけられやすいんだし気をつけてよ?」


「大丈夫だよ果歩ちゃん心配ありがとね」


果歩ちゃんはやっぱり昔と変わらず優しい。


私の事いつも心配してくれてお兄ちゃんの次に心配性に近い。


本当にいい親友を持ったよ私は。