そんな空気の悪い学校に耐えられなくて


だから俺は不登校になった。


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「まぁ、そうゆう事だ。」


話し終わって隣を見るとあからさまに同情しきった顔で亜実がこっちを見ていた。


「なんだよその顔うぜぇ。俺帰る。」


「え、待って!置いてかないでよー」


やっぱ話すんじゃなかった亜実もどうせみんなと同じじゃねぇか。


「着いてくんなよ、1人にしてくれ。……っては!?お前何泣いてんの?」


すぐ後ろを着いてくる亜実が嫌で振り向くと俺の胸にコンと頭をぶつけそっと持ち上げた顔は涙で濡れていた。