「………響」


その顔に負けたわたしははじめて呼び捨てで呼んだ。


「やばい、頼んどいて俺が照れる。」


そう言って顔を赤らめる響。

照れてるのを見るとどうしてもからかいたくなるのがわたし。


「響?どうしたの?ひーびーき?」

「しつこい、それ以上言わないで」

「え?言ってって頼んできたの響じゃん」

「もうどうなっても知らねぇぞ?」


そう言って私の腕を掴んで自分の方へ引き寄せる。

きづくとわたしは床に寝そべる形になってて響がわたしに覆いかぶさる形になってる。

その体勢にドクンッと胸がなる。