「別に話してやってもいいけど…同情とかいらねぇから。」 「うんうん。わかったしない。」 そう約束すると響くんは通り過ぎかけた公園へと入っていった。 既に夕焼け色に染まった公園は子供たちの声が遠くなり間もなくしてしんと静まり返った。 そんな公園でブランコに腰掛けた響くんの口がゆっくりと開いた。