夜中私は寝付けなくて目が覚めた。
隣を見ると果歩ちゃんがいなかった。
「あれ、どうしたのかな?」
もぬけの殻になった果歩ちゃんのベットを見つめながら1人呟く。
少しして外で誰かが話してる声が聞こえてくる。
そばにあった窓から外を見ると暗くてよくわからないけど月明かりに照らされて果歩ちゃんと響くんが見えた。
2人で歩いているのがわかる。
「どこいくんだろ。」
どうしても気になってベットから体を起こし外に出ようとした時。
「やめといた方がいいと思うけど?」
「え、絵里おこしちゃった?」
「まぁね眠り浅かったから」
「そっか」
「追いかけていってもろくな思いしないと思うよ?」
絵里はベットに横になってこっちを見ないままそう言った。
「でもやっぱり気になるから行ってみる。」
「傷ついても知らないよ」
「うん、大丈夫だよ」
私はそう言って別荘を出た。
絵里がそう言って忠告してくれた事にちゃんと従っておけばよかったって後々後悔する事になるなんて思ってもなかった。

