いま、流に触れなきゃ、全部が壊れてしまいそうだったから。
きっと私はもう流なしでは生きていけない...。
お父さんに連絡したら絶対反対されそうだったから
最近私に甘いお母さんに許可をとった。
嫌い嫌い言ってたけど、最近はそうでもない...
やっぱり自分の親だし、本当に嫌いにはなれない。
「流...お風呂上がったよ」
「おおー!」
お風呂を借り、すっぽりと入る流のお洋服まで借りた。
目をキラキラ輝かせてる流は
私が流の服を着てることに喜びを隠せないみたい。
私も...流の匂いに包まれてるみたいで
正直ずっと着てたいって思った。
「っと、そろそろ寝ないと明日やべぇーな。
ムギ起きるの遅いし」
「なっ...!!
流の方が寝起き悪いじゃん!!」
「休みの時だけだろ、それ。
いつも俺より遅く起きてたくせにバカ言うじゃねーよ、眠り姫」
「...っ!!」
「あっ、眠り姫、キスしたらちゃんと起きてくれる?」
「〜〜〜っ!!バカぁ!!!!!!」


