流を挟んで喋るとなぜか圭とも自然に話せて
圭との気まずい関係もないも同然。
せっかく流が来てくれたんだ
欲に負けてもちろん次の授業には出なかった。
それにしても...
「流と学校...一緒がよかったなぁ...」
思ったことをボソッと呟いたその時
コンクリートの上に置いてあるペットボトルが倒れて
幸い蓋は閉まってたから中身はこぼれなかったけど...
「ムギちゃんなにそれ、新手の萌殺し?」
倒した犯人が倒れたペットボトルを元に戻そうとしない。
「いや、だって流居ると楽しいんだもん」
「そうか...ムギちゃんは家でも学校でもどこでも俺を独り占めしていたいんだな...」
「そこまでは言ってないけど...」
否定はしないよ。
独り占めしたいのは、当たってるから。
でも恥ずかしいから口には出さないけど。


